2014年8月29日
完全二択♪ / ぷうた / ケイスタ / ムック / こぞう☆
(東海バーチャプレイヤー)
東海バーチャプレイヤー。
左から
完全二択♪ / ぷうた / こぞう☆ / ケイスタ / ムック
東海プレイヤーインタビューでは、スタープレイヤー「完全二択♪」「ムック」を擁する、2013年のビートライブカップを制した「ファミリー餃子五人前♪」のメンバーが語る。
―― みなさんはいつ頃から『バーチャファイター』をはじめましたか?
こぞう☆ 『4EVO』からで、ガッツリやりはじめたのは『5R』。『EVO』ではレイ・フェイを使ってそこからはパイ、お相撲(鷹嵐)出てからは相撲です。『3』はやってなかったから自分にとっては新キャラで、さわってみてしっくりきて、なおかつ勝てるもんで相撲やってました。
ムック 最初にさわったのは『2』で対戦をモリモリやりだしたのは『4』の無印。最初はラウを使って、ずっとラウでした。『3』の時は鷹嵐だけは使ってなくて、『5R』の時に岐阜勢をわからん殺ししたくて、それだけの理由で選んで。最初の1年くらいはラウと並行してやってたけど、途中で鷹嵐のほうが勝てたんで鷹嵐にした。
ぷうた 俺は『1』が出た時からやって、ガッツリ対戦してたのは『2』から。『1』はカゲとラウを並行で使ってて、『2』はラウばっかり。そのあと『5』無印まではずーっとカゲで、『R』になってジャン。カゲとジャンを両方やってみて、周りがジャンを使ってなかったのと、ジャンのほうが向いてるんじゃないかってなって、ジャンを使いはじめました。
ケイスタ 『4』のVer.Cくらいの時に池袋GiGOで最初にさわって、はじめから爺(シュン)がメイン。ちょっと並行してカゲやったり、途中からベネッサも使ったりしたけどメインはずっとシュンです。それまでに2D格ゲーはやっていたので初心者専用台でちょろちょろ対戦をはじめて。シュンをはじめた理由は色物キャラが好きだから、ですね。
完全二択♪ 『5』の末期くらいからはじめて、ずっとウルフですね。ただデカいキャラが好きだったのと、『5』の時は避けの間に投げ抜けを2個3個入れるのとかできなかったので、緊急回避として避け攻撃のキャッチ投げみたいなやつがあったのがウルフだけだったっていうのも理由です。ただデカいだけで選んだからプロレスもあんまり知らないけど、投げの時間が長くて爽快だったのと、ジャイアントスイングくらいはわかった(笑)。昔からゲーム自体は好きで、心理戦が好きだったので、対人戦からはじめてました。
―― この5人で「ファミリー餃子五人前♪」というチームを組んだのはいつ頃になりますか?
ケイスタ 今年(2014年)で4年目でしょ。
ぷうた ムックが3年目、俺らは4年目か。もともと仲良かったし、みんなで出たい出たい言って。
―― 「ファミリー餃子五人前♪」というチーム名が決まった経緯を教えてください。
完全二択♪ チーム名結構変えていたんですけど、『あじへい』さんっていう中華料理屋によく行ってて、そこにファミリー餃子5人前っていうメニューがあるんですよ。
ケイスタ チーム名どうしようかいろいろ考えていた時にこれいいじゃんってなって。
完全二択♪ 5onのチーム名だしシックリきて。大会で2回当たったチームからは5人前追加はツラいってネタにされたり。
―― そんな「ファミリー餃子五人前♪」が、2013年のビートライブカップで見事優勝を飾りました。
完全二択♪ このメンバーは、名前が売れる前はみんな嫌われてたよね。
ぷうた クソスタイルって言われてた。
ケイスタ 僕は18から東京に行ってて、『5』の無印がはじまったくらいに名古屋に戻ってきたから、こっちにバーチャの知り合いとかもまったくいなくて完全にアウェーで相当長い間ヒールだった。
ぷうた もともと名古屋って地域色みたいなのがすごく強くて、東京で言ったら新宿対渋谷みたいな抗争みたいなものがあった。数ある軍団のなかにファンタジオ甚目寺っていうゲーセンにいた僕らが甚目寺勢としてポッと出てきた。
完全二択♪ 全員が全員、直二(拓)を仕掛けてジャンケンをするゲームだったのに、それを度外視して戦うスタイルで、周りからみればバーチャファイターわかってねえなっていうスタイルだったんですよ。
ケイスタ 東海のプレイヤーってバーチャの王道というか、しっかりとしたスタイルで強かった人ばっかりだったのが、それを根本から覆すスタイルで勝つもんだから、なんでこんなスタイルのやつに勝てん、勝てんけど認めんって言われたり。今はもうみんな知り合いみたいなもんだけど、昔は地域同士で殺伐としとったもんね。
ぷうた 良く考えたら認めんも何もないよね(笑)。
完全二択♪ 地域同士とか遠征とかでバチバチやってたのが強さに繋がった秘訣かもしれないですね。負け越した相手に対してどうやって倒せばいいんだろうって考えて。
ケイスタ 負けず嫌いが多いメンバーだけど、あんた(こぞう☆)はそうでもないよね。
こぞう☆ 前は負けず嫌いだったけど、今は誰とでもいい勝負できるから、読み負けたなとかこの人に負けたらしょうがないって思えるようになったかな。段位戦負けたら悔しいけど、ゲーム性的にも悔しいっていうよりは…。大会勝てばいいもんで。
ぷうた 最終的に、この5人で大会に勝ちたいだけ。野試合とかは負けてもいいからデータ収集。
ケイスタ 俺はいやだけどね、野試合負けるのも。
完全二択♪ 結構いろいろなところに行く機会があったっていうのもあって、そこらじゅうで「僕こういうスタイルですよ」っていうのをアピールして去年(2013年)のビートラのためだけにデータ収集したし、そのためには爆焔神のゲージだって渡したし。これで完全に殺されるよっていうのを見せておけば、大会でもそればっかりやってくるからそこで違う方をつけばっていう。
ケイスタ カイジ的に言えば「優秀」だからね。優秀だから大会の一発勝負でも過去の対戦での弱点を覚えているから。
完全二択♪ そういう布石をそこらじゅうに撒いてきていたので正直自信もあった。
ぷうた あとは俺が関東にいるから、関東のプレイヤーのキャラ対策を見られるんですよ。強いプレイヤーがシュン戦やっていればまず見るし、そこで得た情報をこの人(ケイスタ)が大会で当たった時に言える。鷹嵐戦だったらこう動く、とか言えるから、東京の大会ではほとんどの試合見てデータ収集してる。あとはコイツ(完全二択♪)が言っていたように、ビートラだけは負けたくないから他の大会とかでは最後の奥の手は隠しておいた。
ムック、こぞう☆ そういうのない。
ぷうた あんたらはいいんだよ(笑)。キャラ的にワンチャンがデカいから。
完全二択♪ 僕も『R』の頃にウルフが最強キャラって言われてて、誰が使っても強かったし強すぎて使うと嫌われてたんです。だからわかるんですけど、『5FS』で鷹嵐が1番強いってわけじゃないけど、やっててつまらないとかボコボコに言われてるにもかかわらず、2人(こぞう☆、ムック)がキャラを変えずに貫き通してキャラを使い切ったことが、大会優勝するまではあんま言わなかったんですけど、マジ嬉しかった。絶対陰口とかも聞いてると思うのに。
ムック 陰口じゃない、直接言われたよ。
ケイスタ あんた(こぞう☆)はパイに浮気しかけた時もあったけどね。
こぞう☆ あれで得たものもあったし、今でもパイ使いたいよ。パイやりたいんだよ、本当に。
完全二択♪ それを(ケイスタと)2人で鷹嵐に専念するように説得して。
こぞう☆ ぶっちゃけ、大会以外では鷹嵐使いたくないよ。同段戦とかは逃げとると思われたくないもんでやるけど。結局こっちが勝って相手からため息つかれたりするとやるなよって思うし、パイでやりたいからね。今だから言うけど、あの時パイはやめたけど相撲はあんまりさわってないっていう。
完全二択♪ 俺らの前では使ってたけど?
こぞう☆ 今だから言うけど、優勝したから言うけど、渋々だよ。
ムック そうだったね、たしかに。
ケイスタ でも俺らは大会で、ビートラで優勝したかったから、パイを使ってたら優勝はできなかった。
完全二択♪ 結局あんたら2人(こぞう☆、ムック)で殺しまくっとったもん。
こぞう☆ 俺も勝ったもんで言えるんだわ。勝ったもんでめちゃくちゃ言ったろう思って。
ケイスタ もともとうちのチームのキーマンは鷹嵐2体って言っとったもんね。
完全二択♪ ムックも、大会の前に、もう一度カステラステージ(長方形ステージ)を極めてくれって言って、チームのために承諾してくれたんだよね。
ムック どんなに文句言われても、野試合でもカステラ選んでたからね。
ぷうた ビートラ優勝は誰がMVPだと思う?
ケイスタ あんた(こぞう☆)が勝ち頭で、俺はストッパーみたいな感じで頑張って、ムックは美味しいところを持ってったっていう印象が強い。前々から思っとった、各々が自分の動きをすれば絶対勝てるっていうのをあの舞台でできたのは凄かった。