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インタビュー

2014年7月30日

プロフィール

新道ジャッキー / 白虎 / ひーろぉ / かかし
(北海道バーチャプレイヤー)

北海道バーチャプレイヤー。
新道ジャッキー / 白虎 / ひーろぉ / かかし

北海道プレイヤーインタビューでは、スタープレイヤーのラウ使い「新道ジャッキー」、パイでスタープレイヤー経験のある「白虎」、同じくジャンでスタープレイヤー経験のある「ひーろぉ」、そして北海道からは出ないものの実力者として知られる「かかし」の4人に話を聞いた。

――    みなさんはいつ頃から『バーチャファイター』をはじめましたか?

かかし    17歳の時、『バーチャ4』のver.Bからです。小学生の時にはじめて3Dゲームっていうのを見て、システムも良くわからずに家庭用の『2』を遊んだりはしていて。 『3』もあんまりやったことがなくてゲーセンから遠ざかっていた時期があったんですけど、ひさびさに見た『バーチャファイター』が劇的に変わっていたからやってみようと思って、そこからのめりこんでずっとやってますね。

ひーろぉ    本格的にはじめたのは『4』のロケテストですね。『1』の時から触ったことはあって、たまにCPU戦をやるくらいでした。格ゲー自体も友達と少しやっていた程度で。 その頃『バーチャストライカー』を大会に出るくらいにはやりこんでたんですけど、それ目当てで遊びに行った時にたまたま『4』のロケテストをやっていたんですよ。 画面 見た時にすごい綺麗だったのでやってみようかなって。拳法が好きだったのと、ジェット・リーが好きだった影響で少林拳のレイフェイを使いはじめました。 『4』の『EVO』 の時に新キャラで追加された剛を使ってみたりもしたんですけど、あまりに勝てなくて結局すぐにレイフェイに戻りました。そこからしばらくはずっとレイフェイでしたね。

新道ジャッキー    徒歩2分のところに新道セガがあって遊び場だったので、小学校4年生の時、『バーチャファイター2』からやってました。エリートです(笑)。 『2』から対戦バンバンやっていて、お年玉2万使いましたね。『バーチャファイター2』の盛りあがってた感じは子供ながらにすごいなって思ってました。 本当にすごくて、ハマるのは必然だった。『2』の時がサラで、『3』の時がアキラ、『4』の最初はジャッキーを使っていて、『4』の最後の方にラウで全国大会に出たのがキッカケで、そこからずっとラウですね。

――    ラウにした時に「新道ラウ」にしようとは思わなかったんですか?

新道ジャッキー    新宿ジャッキーさんに憧れて、パロって新道ジャッキーにしたので変えなかったですね。 『3』はあんまりやってなかったけど、『4』の時が高校生だったので、真剣にやれる環境がありましたよね。

白虎    バーチャは『1』からやってますね。多分セガサターンだと思うんですけど、電気屋さんの店頭で無料で遊べたので。 そのあと『2』もすぐに出てやったけど小学生だったので全然勝てなかったですよね。『3』からは本気でやるようになって、兄貴も一緒にやってたんですけど、兄貴に勝ちたくていっぱい練習して、『3』ではある程度勝てるようになりました。 最初はラウ使ってて、『4』の最後くらいまでやってましたけど、新道ジャッキーがラウに変えてから俺はやめました(笑)。 ぶっちゃけて本音を言うと、ラウで全国大会(格闘新世紀Ⅲ)に行った時、準優勝したKINGさんっていうパイ使いがいたんですね(決勝の対戦相手は板橋ザンギエフ)。 あの時のKINGさんのパイのスタイルを見て面白そうだなと思って、パイを使いはじめたんですよ。 キッカケはKINGさんですね。

――    北海道ならではの特徴を感じる部分はありますか?

新道ジャッキー    他の地域はビートラを意識してプレイをしている部分が強いと思うんですけど、北海道は純粋にバーチャを遊ぶこと自体が好きでやっている人が多いと思うんですよね。これは北海道の良いところだと思うし、誇りにも思います。

かかし     大会がない分、みんなで変に固まったりすることもなくて仲が良いかもしれないですね。 外に出たことがないから他がわからないけど、北海道はプレイスタイルが違うって言われたりするけどどうなんだろう。

――    福岡から移ってきたひーろぉさんから見てどう感じますか。

ひーろぉ    プレイスタイルは地域によってやっぱり全然違う。北海道はガン攻め(笑)。

新道ジャッキー    他の地域は大会に遠征したりすることが多いと思うんですけど、北海道は道内で2時間3時間かけて週末に遠征に行ったりしましたね。

かかし    大会もないのに。単純に野試合だけをしたいがために(笑)。

新道ジャッキー    片道3時間までなら行ってましたね。室蘭、旭川、頑張って帯広くらい。みんなでごはん食べに行ったり、プチ旅行見たいな感じで。 最近はバーチャをする環境が減ったことで、そういうのもなくなっちゃったのが寂しいかな。道民にとってバーチャは旅行をかねて遊べるツールだったのかも。

――    最近ではゲームセンターも減ってきていますよね。

新道ジャッキー    そんな状況で、家庭用でオンライン対戦できるのは地方の人にとって良かったですよね。北海道の人が対戦できなかった都内の人とか遠方の人と対戦できるし、冬に雪で外に出られない時もパンイチでできる(笑)。でも、自分の行くゲーセンをホームって言うように、みんな集まれる場所であったことも大事でしたからね。みんな何をしているかわからにし180度違う世界に住んでるかもしれないけど、いろんな人たちと出会える場所というか。

かかし    そこに行けばあの人いるだろう、みたいなね。

ひーろぉ    約束してなくてもね。そういうたまり場みたいなのがなくなっていくのは寂しいね。

かかし    新作が出てくれるのが1番。開発画面のひとつもあれば大歓喜だよね。

ひーろぉ    それだけあれば何年でも待てる。個人的には『バーチャストライカー』の新作でも良いです(笑)。

新道ジャッキー    自分の持論でもあるんですけど、ゲームってそれ自体は何年経っても何も変わらないけど、環境は変わりますよね。最初人がいて楽しかったゲームも、人がいなくなると楽しさも変わる。 でも1回50円っていう金額は変わらないのは違うなって思うんですよ。だから、新作がなくても何か動きが欲しいっていうのが本音ですね。称号ひとつでも、アイテムひとつでも追加してくれれば今やってる人は喜んでくれると思う。予算の都合とかの事情はわからないけど、自分たちプレイヤーが望むのはそういうことですよね。 あと、新作が出た時に前のシリーズが遊べなくなるのも嫌なんですよ。新しいほうが変なゲームだったとしても、古いものがなくなってしまうのは寂しいなと。これは他のゲームにも言えることですけど。

かかし    家庭用で過去のシリーズを残して欲しいよね。

新道ジャッキー    『FT』とか『R』は玄人好みでウケてたと思うし、せっかくあんなに面白いゲームあるんだからそういうのを出してくれるのを願うね。

(20周年を迎えた『バーチャファイター』へのメッセージ)
新道ジャッキー:20周年ありがとう、これからもよろしくみたいな感じだよね。お前と一緒に年をとってきたんだぞ、結城晶みたいな。10年早いんだよと言いつつ20年だぞ。お前超えたぞって(笑)。

ひーろぉ:ほんとだよね(笑)。

かかし:次は何年って(笑)。

新道ジャッキー:早く出してくれないとラウが次回作で死んでいなくなっちゃうかもしれないんで早くしてね、よろぴこ♡ 次はチームバトルで勝負だ、みたいなものでもいいから何かやって欲しいね。

白虎:『3』の『tb』も良かったし、チームバトルもいいね。

新道ジャッキー:逆に、何もないならないで、ハッキリ言ってもらったほうがいいかもね。プレイヤーはなんだかんだでみんな次の動きを期待しているから。
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